長い間社員に愛され、歌い継がれるグループ社歌を制作したい
キッコーマン株式会社 経営企画室コーポレート政策推進担当部長 大津山 厚様
問い:今回のグループ社歌制作の経緯は?
キッコーマングループの新コーポレートブランドの導入を機会に、キッコーマンのこれからを表すグループ社歌を制作することになりました。
社歌は今回で三代目となるわけですが、特に今回は、グループ全体で長く愛され、歌い継がれる歌を制作することを目的としたのです。
問い:社歌制作委員会発足の意図は?
社歌を制作するにあたって、はじめに、我々社員は何を大切にしているのか、これから先の未来をどうしていきたいのか、を話し合いたいと思いました。そこで社歌制作委員会を発足、社内の様々な部署からメンバーを集め、その議論をしたのです。
委員会の立ち上げから約半年間をかけ、グループ社歌に込めたい社員の想い、歌を通して伝えたいことを抽出していきました。委員会メンバーの活発な参加により、私たちが大切にしている言葉や気持ちが歌詞の原型となるキーワードとなってまとめられていきました。
問い:作詞・作曲を著名な先生にお願いされましたが?
グループ社歌は長く使っていくものですから、日本の最高峰の作詞・作曲の先生方にお願いしたい、と考えました。
新コーポレートブランド導入の経緯や社歌制作委員会での議論の結果を作詞の秋元康先生、作曲の大島ミチル先生にお話させていただいたところ、快く引き受けていただけたことは、大変光栄なことだと思っています。
問い:今回はグループ社歌「おいしい記憶」とキッコーマンのうた「おいしいってなあに」の2曲をお作りになりましたね?
もともとはグループ社歌だけの予定でしたが、秋元先生が案としてお作りくださったふたつの歌詞がそれぞれに違った視点で、どちらもすばらしかったので、その二曲とも私たちの社歌として歌っていきたいと強く希望し、大島先生に曲をつけていただいたのです。
問い:お作りになった社歌はどのように活用されていますか?
始業時などに職場で流しています。また、グループ社内の催事の際には斉唱をしています。
二曲それぞれをイメージさせる映像を制作し、DVDにして社員やお取引先などに配りました。
特にキッコーマンのうた「おいしいってなあに」はキッコーマンの食に対する想いをわかりやすく伝えるツールとして、様々なイベントなどでも活用しています。
問い:今回、社歌のコーディネートを弊社にお任せいただきましたが?
社歌制作委員会の進行や、作詞・作曲の先生方との折衝、レコーディングのアレンジなど、気持ちを込めて支援くださいました。西尾さんの暖かな人柄は若手の多い社歌制作委員会のメンバーからの信頼も厚いものがありました。
足掛け2年ほどのプロジェクトになったのですが、その間、ずっとよきパートナーとして手伝っていただけたと思います。西尾さんなくしては、このプロジェクトの成功はなかったと思います。